2009年3月12日木曜日

アルゴンプラズマ療法の治療の流れ

アレルギー性鼻炎のアルゴンプラズマ療法ついて初診から術後までの流れを説明します。

最初に、問診等で鼻の状態を確認し、アレルゲンの検査などを行います。血液検査は、アレルギーの状態を把握することに加えて院内感染防止の意味もあります。

アルゴンプラズマ療法ではその名の通り、基本的にはアルゴンプラズマを使用しますが、アルゴンプラズマが使用できないようなペースメーカーを使用中の方などのケースでは、他のレーザーを使用して治療が行われます。

アルゴンプラズマ療法の治療時間は5~10分程度、出血や副作用のない手軽な日帰り治療です。

手術に際しては、最初に鼻腔粘膜の麻酔のため、麻酔液を浸したガーゼを片鼻に3-4枚挿入します。約25分から30分程度留置すると麻酔が完了します。

次に、電気を逃がすために、右腕内側にアースのテープを貼ります。

さらに、アルゴンプラズマにより下甲介粘膜を蒸散します。手術所要時間は両側で約5分間です。創部には止血用のスポンジを挿入します。

最後に.約10分後にスポンジを摘出し問題なければ終了です。

アルゴンプラズマ療法でのアレルギー性鼻炎の治療後は、かさぶたが出来た状態になりますので、鼻が詰まった感じができるはずです。

しかし、2週間ほどするとかさぶたが取れ、刺激に強い変性された粘膜が出来上がります。

この段階になると、鼻詰まりなどのアレルギー性鼻炎の症状は著しく解消されていきます。

術後、1~2週間目に再診を受け、鼻内をチェックします。

術後1週間は激しい運動は控えるように言われますが、食事や喫煙に制限はありません。

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