2009年3月14日土曜日

アルゴンプラズマ療法のメリットとデメリット

アルゴンプラズマ療法は、アレルギー性鼻炎の治療法として近年注目を集めており、アルゴンガスの中に特殊な高周波電流を流すことで生じるプラズマによって、下鼻甲介を焼灼させる治療法のことです。

アルゴンプラズマ療法の長所、メリットとしては、次のような点が挙げられます。

レーザー療法とは異なり、プラズマでは「面」で治療できるため、治療時間が短くて済むこと

鼻水をアルゴンガスで飛ばしながら治療できるため、花粉症の患者がアレルギーを発症していても治療が可能であること

保険の適用対象となっていること

アルゴンプラズマ療法には副作用が現在のところ認められていないこと

一方、アルゴンプラズマ療法の短所、デメリットとしては、次のような点が挙げられます。

アルゴンプラズマ療法では、高周波電流を使用しているためにペースメーカーを装着している人は治療を受けられないこと

手術前に40分程度の麻酔薬をしみこませたガーゼを鼻の中に入れる必要があり、不快感を訴える患者がいること

痛みはほとんどないとされているが、治療後に痛みを感じる患者もいること

アルゴンプラズマ療法は対処療法であり、完全にアレルギー性鼻炎を治す方法ではないこと

アルゴンプラズマ療法は、レーザー療法と同様に、効果が持続するのは半年から2年程度とあまり長くないこと

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